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【真空管アンプ】 改造/カスタマイズ

カップリングのコンデンサを交換してみる

パソコンに繋いで毎日使っている春日無線の『真空管アンプキット PCL86/14GW8』。お気に入りのJazzが気持ち良く鳴るので、とても満足しています。

しかし、使い始めてそろそろ半年になるためか、今年に入ってからは少しだけイタズラをしてみたくなってしまいました。

実は、このアンプキットを買ったとき、春日無線の人から「カップリングのコンデンサを替えると音が変わりますよ!」と言われていたのでした。

当時はあまり気にしていなかったのですが、後にインターネットで調べてみると、カップリングに使えるコンデンサにもイロイロな種類があり、どれを選ぶかによってアンプの性格が大きく変わるということが判明しました。

実際、エレキット のTU−870などでもカップリングコンデンサの変更は初歩的な改造ポイントらしく、Web上ではその改造過程を紹介するページも多く見つかります。

さて、コンデンサを替えると音はどう変わるのか? 早速やってみることにしました。

『春日無線のキット(PCL86/14GW8)』 の記事に戻る...

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●どんなコンデンサにする?

エレキット のTU−870関係のホームページを見ると、標準のコンデンサを高価なモノに交換するレポートが多いようです。しかし、さらに調べると、コンデンサの値段と音の良し悪しは関係ないことが分かります。

これは、冷静に考えれば当然なことです。コンデンサには、安価なフィルムコンデンサから高価なピンテージもののマイカコンデンサまで、非常に多くのタイプがあります。しかし、これらの価格は市場の原理によって決定されるもの。必ずしも音の良し悪しによって決まるのではないのです。

ザックリと言ってしまえば、「高いからと言って音がイイとは限らない」ということです。ここを間違えると、コストをかけて音を悪くするようなことが起こります。

「高いから音が良くなるだろう...」と思いがちなのは心理的によく分かります。しかし、それよりも「安いコンデンサなのに音がイイ!」ってのが100倍はカッコイイと思います。コンデンサ2個に5000円も出す気にはなれませんので、できるだけ安い線で品物を調達することにします。

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●「コレはダメ」なコンデンサ

実は、コンデンサの交換に乗り出す前に、アンプキットの発売元である春日無線に相談に行きました。「どんなコンデンサを使うと、どんな音になるの〜?」と聞きに行ったわけです。

私の目指す音は「スッキリとした、さわやかな音」です。春日無線の人によれば、カップリングのコンデンサは、容量を増やすとカットオフ周波数が下がるとのこと。音を“スッキリ”と感じさせるには低域のカットオフ周波数を上げるのが手っ取り早いので、コンデンサの容量は小さくする方向になります。

しかし、私、実は低音も好きなのです。そんなこんなで、実際のサウンドをコトバで表現するのは非常に難しく、アンプの持ち主である私にも自分がどんな音を求めるかが良く分かっていない部分が多々あり、結局のところ、コンデンサの容量は変えず、タイプを変えて安めのコンデンサを何種類か試してみることになったのでした。

ちなみに、春日無線さんでは、たまたま居合わせた方からコンデンサをいただきました。いただいたのは、東一のオイルペーパーコンデンサ「Vitamin-Q」です。容量は0.1μF。買うと1個5〜600円するのではないでしょうか? ただし、このコンデンサは「これ使うと音が悪くなるよ」という、【悪い見本】でした。

コンデンサをくれた方と春日無線の方の話では、このコンデンサを付けると、スピーカをカーテンの向こうに置いたような音になるそうです。カスミがかかったような音というか。。いずれにしろ印象は良くなかったようです。

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●で、結局「Orenge Drop」

で、結局どんなコンデンサにしたかというと。。たまたまオークションで見つけた、SPRAGUE(スプラグ)の「Orange Drop」を試してみることにしました。容量は、オリジナルと同じ0.047μF。タイプ的には、ポリプロピレン・フィルムコンデンサです。2個でも500円しませんでした。やっぱり、イタズラはこのくらいのコストでやらないと。。

1ヶ月ほどエージングしてみた結果では、まずまずな印象です。オリジナルのコンデンサを取り外してしまったので聞き比べは出来ないのですが、明らかに広域が華やかになりました。キラキラしている感じ(キンキンではありません)。シンバルが気持ちイイ。反面、低域のシットリ感は薄くなっているようです。以前と比べると今の方が良いので、まあ、コンデンサの交換は成功と言っていいでしょう。500円しなかったし。

今度は、いよいよ出力トランスを交換するつもり。乞うご期待